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第102回研究会
がハイブリッド開催されました

2025年 1128日 1030-1215

○禅とメタエンジニアリングの共通点

・会員より禅の精神とメタエンジニアリングの間の共通点について、具体例としてアップルの製品開発やソフトウェア会社での経営例を紹介があった。禅における固定観念の崩しと同様の思考トレーニングがイノベーション創出に有用である可能性を示唆した。また、生成AIを使用して禅の逆説的問題をイノベーションに応用するアイデアが議論された。

・自己改善トレーニング方法の議論として、3つのトレーニング方法を紹介した。最初は常識を超えた解決策を見つけること、次に初心の心を持って現場を歩くこと、そして最後にセルフレビューを行うことである。

・会議では、メタエンジニアリングや瞑想などの概念について議論が行われた。自己概念を緩和することの重要性について話し、専門性を高めることの利点と同時に視野を広げることの重要性について言及した。参加者たちは、固定概念を超えて新しいイノベーションを生み出すことの難しさと、異なる分野の専門家との交流の重要性について合意した。

○エフェクチュエーションに関して

・会員がエフェクチュエーション理論についてプレゼンテーションを行った。エフェクチュエーションとコーゼーションの違いを説明し、エフェクチュエーションが手元のリソースを活用して新たな価値を創造するプロセスであることを強調した。会議では、ソニーのウォークマンの例が使用され、エフェクチュエーションがマーケットリサーチで潜在的なニーズを特定できない場合に有効であることが議論された。

・エフェクチュエーションアプローチの限界に関して、新規事業の発想において従来の手法と比較して課題があると指摘された。メタエンジニアリングの四つのプロセスは必ずしもminingから始める必要がないので、実装段階からもイノベーションが生まれる可能性があると述べた。両者は、エフェクチュエーションの五つの原則をどのように適用するか、またはどの原則に集中するべきかについて今後の検討課題として残した。

・メタエンジニアリングアプローチの議論では、「やりたいこと」を発見するプロセスが重要であると議論し、トップダウンではなくボトムアップのアプローチが効果的であると主張した。ドラッカーの成功の法則と現在の議論の間の類似点について話し合い、提唱者のサラ先生への影響について12月の彼女の講演会で質問することを検討した。

○サンゴ・海藻保護に関して

・会員は、海の生物、特にサンゴと海藻の保護について株式会社イノカを例に紹介した。サンゴは日焼け止めや気候変動により25%減少し、2040年には70%が死んでしまうと予測されており、再生の可能性がないと述べた。海藻の磯焼け問題も拡大しており、ブルーカーボンという解決策が提案されている。whywhatの間には、多くのデータ収集が必要であることを認識し、exploringではフォーカスを絞って進める必要があると結論づけた。

〇技術と人間の関係に関して

・会員が技術と人間の関係についての書籍や研究について話し、特にハーレントの著書や法政大学の出版会からの新刊について言及した。

・日本工学教育協会の研究委員会での講演を行うことを報告した。メタエンジニアリングに関するシリーズ30巻の書籍を北千住の東京電機大学に運び、来月の会合でその内容を紹介する予定であることを共有した

〇生成AI人材確保に関して

・所長からの紹介で、DIVXという会社の代表物部氏が、AI人材育成における「四つの壁」と呼ばれる課題について、国語力、設計能力、実装評価、心理的障壁の4つを特定したと報告した。

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メタエンジニアリングに関する新たな知見

 

・米国の多くのイノベータが禅の考えを取り入れているが、そこにはメタエンジニアリングの考えと共通の思考がある。

・海を対象とするときメタエンジニアリングの適用が有効である。

 

お知らせ

今後の講演会 日程


日時 2026年2月3日 14時から

場所 経営戦略研究所 (クローズ)

講師 鈴木浩(メタエンジニアリング研究所長)

テーマ メタエンジニアリングのすすめ