メタエンジニアリングとは何か

 メタエンジニアリング(根本的エンジニアリング)は、イノベーションを継続的に生み出すプロセスを 動的かつスパイラルに推進していくエンジニアリング、と定義される。
 従来の工学を意味するエンジニアリングではなく、より広義な視点でとらえている。
そのプロセスを4つにわけ、潜在的課題の抽出(Mining)、解決策の俯瞰的展開(Exploring)、これらの統合(Converging)、解決策の実装(Implementing)と定義し、MECI(メキ)プロセスと名付けた。
 このメタエンジニアリングのMECI(メキ)プロセスをスパイラルに進めていくには、常に、課題である ”what” の背後にある「なぜ」すなわち”why”を何度も問い直し、課題を明確にしてから解決方法である ”how” を考えることが大切である。





メタエンジニアリングの普及啓発プロジェクト

 メタエンジニアリング(
根本的エンジニアリング)は、イノベーションを継続的に生み出すプロセスを動的かつスパイラルに推進してゆくエンジニアリングと定義される。
 従来の工学を意味するエンジニアリングではなく、より広義な視点でとらえている。そのプロセスを4つにわけ、潜在課題抽出(Mining)、解決策の俯瞰的展開(Exploring)、これらの統合(Converging)、解決策の実装(Implementing)と定義し、MECI(メキ)プロセスと名付けた。
 日本工学アカデミー政策委員会からの提言を行い、これを実装、普及啓発するために実作業を続けている。これまで、日本工学アカデミーの中では、談話サロンを開催し、会員諸氏から温かい励ましと今後の方向付のご意見を頂戴した。

 本プロジェクトでは、以下の具体的活動を行っている。
  ① 我が国におけるイノベーションの体系化をメタエンジニアリングの視点で検証する。
  ② MECIモデルの地域イノベーションプロセスや施策作り、事業立案教育などへの活用。
  ③ MECIプロセスを実現する場の研究。
  ④ オンデマンドバスサービスへの適用。
  ⑤ エンジニアのイノベーション意識に関するウェブ調査。
  ⑥ 新規産業創生への適用などを図っている。

 成果の公開に関しては、国内外の学会での論文発表、シンポジウム、講演会での紹介、大学での講義、ワールドカフェでのアウトリーチなどを行っている。
 根本的エンジニアリング、メタエンジニアリング、MECIプロセスなどの名称を確定日付として日本工学アカデミー名にて登録した。現在、企業からの委託研究を受けて活動している。